頑張った分、きっと効果あるよ!あきらめないで( `ー´)ノ
人間の可能性って、凄いんです。見放されたって、いいじゃん!自分があきらめなきゃ、きっと何かしら返ってくる。と私は思います。
やる気・希望をもって下さい。歩けなかった人が歩けるようになった話です。
私が出会った時は脳梗塞で2度倒れられ、右半身麻痺で、車椅子生活をしていました。
医師からは「これ以上、良くはなりません」と宣告されたそうです。それで家族が面倒を見ることが困難であると施設に入られました。
いままで私のような仕事をする人がいなくて、何も出来ない状態で、人でも少なく、体操や慰問に頼るしかなかったようです。介護の現場は、大変ですね~~協力も頼めない空気が有りましたし・・・Aさんと呼ばせて頂きますが、少し引きこもりがちの女性で、頑固・あまり友達付き合いを好まないかたです。
「歩けるようになって家に帰りたいんです。お医者様に良くはならないって言われましたが、家に帰りたいんです。どうか歩けるようにして下さい」Aさんの希望です。
『どうしたものか』と悩みましたが本人の意思をなるべく叶える方針で進むしかないので・・とりあえず触診してみないことには、何とも言えませんし、麻痺した方を
*右足*変形し、感覚なし、神経なし
*右手*くの字に硬直し、指も、ぐーしたまま硬直
*右肩*神経なく、脱落し器具にて吊っている状態
*右ひざ*かすかに感覚あり
*右足の指*感覚なし、かすかに踵に神経あり
*右手の指*親指のみ神経あり、感覚なし
取り合えず、会議して話し合いをしないと勝手に訓練できないので、上司・看護婦・相談員・ケアマネジャーが集まって、どうするか話し合いました。
♦上司「あなたに、お任せしますが、医者にも無理と言われてますから、やるだけやってみてください」
♦看護婦「体に無理のないように行って下さい。一人に係りっきりじゃ困りますから、他の方も見てもらわないといけませんし」
♦相談員「一応、ご家族の意思も確認しませんと・・歩けなくていいと言われる場合も有りますし、余計なことはしないでと言われるご家族もいましたから」
♦ケアマネジャー「私は歩けるようになるとは、とても思えません。無駄じゃないですか?それより他の事を、やらせては如何ですか?」
***ご家族に確認**「歩けるとは思いませんが本人の気のすむように、やってあげて下さい***なので、始めました(笑)
本人に「まずは、筋力をつけて、トイレに一人で出来るまで頑張りましょう。頑張れば今よりは良くなりますから」でも脳梗塞から2年寝た切りでしたから、筋力つけるのはなかなか・・(+_+)Aさんの{やる気}にかけてみました。どうだろ(笑)
1・体操マニュアルを作成して毎朝行ってもらう。
2・指用の器具を手作りしまして、それを指に挟み、中心には布で軟式テニスボールを包み、ぐーって、ぎゅぎゅって握る練習を暇なときに、ずーと行ってもらう。
3・車椅子を自分で漕ぐ練習。姿勢を指導、なるべく加圧が掛かるように
4・車椅子を、片足で漕いで進む訓練(結構きつい)
私は神経を戻すための施術を行います。自分で出来ることを毎日、週間ずけてやって頂きました。1ヶ月後、Aさんは、なかなか歩く訓練をしないので、無駄に見えるのか「こんなんで歩けるようになるんですか?家に帰りたいんです。なんで、やってくれないんですか」と怒り気味に、おっしゃいました。(いやいや、ちゃんと筋肉ついてきてるよ)事務所にもAさんは、掛け合ったようで(笑)「歩く練習させてくれなくて、毎日毎日、運動ばかりで、何とかしてください。文句言って下さい」と・・早速、呼び出し(笑)「上手くやってくれ~歩くふりでいいじゃないか。それで本人が満足すれば」看護婦さんも「もう、やんわり無理って伝えたらどうですか?」
(う~~ん。違うんだな!あきらめさせたくないし、歩かせたいんだな)
3ヶ月後・・なんと立位に入りました。手すりに手をかけて立ち上がる訓練です。
最初は上手く出来ませんでしたが、立ち方・手の置く場所を指導すると、「先生!立てました」(笑)「なんにでも意味があるんですよ!良く頑張りましたね」と声をかけると喜んでくれました。私も嬉しいですしね、やっぱり本人の*あきらめない心:と*やる気*頑張った分、帰ってきたね~~あきらめちゃダメなんですよ!
4ヶ月・・両足で、もちろん手すりをもって(^^)/立てるまでになりました。
続きは、明日(笑)VS嵐が始まる💛